vol49 2013.11

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子どもが輝<まち「さいたま」の充実と発展に向けて!

 さいたま市では、子どもや子育て家庭を総合的に支援するための新たな中核施設として、平成26年度に(仮称)さいたま市子ども総合センターの開設を予定しています。関連部局間の縦割りを超えた協働、専門家や事業者とも連携したその機能の充実が求められています。

 スヌーズレン(snoezelen)とは、もともとオランダからはじまった重度障害者のために生まれた感覚刺激の余暇活動です。スヌーズレンが行えるように環境設定した部屋をスヌーズレンルームと呼びますが、発達障害児のプレイセラピーや認知症の高齢者のケアなどその用途は広く、欧米では福祉施設のみならず保育園、幼稚園、学校、病院などにも導入されています
(参考:http://relaxcreation.co.jp)。

今回撮影したスウェーデンの施設(ルンド・リハビリテーションセンター)

 今夏には超党派議員団でスウェーデン・ノルウェーを視察し、スヌーズレンが障害者療育施設や小学校・幼稚園で実際に使われている現場を確認してきました。さらに国内でも児童館に設置がなされている先進事例の視察などに加え、専門家からの意見聴取も踏まえて(Vol49(2013年11月号)活動報告ページ参照)、さいたま市での子どもを対象にした施設への導入について検討してきました。

今回撮影したスウェーデンの施設(ルンド・リハビリテーションセンター)
▲写真:帰国後、市長に北欧視察報告

 9月定例会では、今回の視察成果をふまえてわが会派の小川議員が子ども総合センターへのスヌーズレン導入を求める質問をおこない、清水市長から「設置に向けて検討」との前向きな答弁を得ることができました。今後ともその具体化に向けて、党派を超えて積極的に取り組んでいきます。

まったなしの課題、保育所待機児童対策は前倒しで!

 4月臨時議会、6月定例会でも論議を呼んだように、保育所待機児童対策は本市の最優先課題のひとつです(vol.48(2013年8月号)トップページ参照)。国において「待機児童解消加速化推進プラン」が示され、さいたま市でも今年度には、保育所緊急整備、賃貸物件による保育所整備、保育士等処遇改善、幼稚園長時間預かり保育支援に関連する4事業が採択されています。  
 今定例会の補正予算には、市独自で全10区に保育状況相談に応じる専任職員=保育コンシェルジェの配置も盛り込まれました。わが会派の質問に対し、保育所整備も含めたハード、ソフトの両面で「待機児童解消加速度プラン」を1年間前倒しで進め、平成29年4月までに待機児童解消を目指すという 。

女性や子どもを重視した、市独自の「がん条例」の制定に向けて!」

 高柳が所属する保健福祉委員会の今年度の調査研究テーマは「がん対策」です。国立保健医療科学院の今井博久氏をお迎えして自治体のがん対策についての講演もいただきました。若年世代の多いさいたま市です。女性や子どもも重視した本市の特色ある「がん条例」制定も視野に入れて活動していきます。皆様の積極的なご意見をお寄せください。

(文責・高柳俊哉)